新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について

更新日:2023年06月27日

新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について

  新型コロナウイルス感染症が流行しています。この感染症の流行に伴い、罹患者やその家族、医療関係者、感染の拡大している地域から来た人などが、いじめや嫌がらせなどを受ける、いわゆる「コロナ差別」が全国各地で発生しています。

 感染症に関する偏見・差別は、新型コロナウイルスだけに限った問題ではありません。これまでにも、HIVやハンセン病、新型インフルエンザなどの感染症において、同様のことが発生しました。

 感染症からつながる偏見や差別は、未知のものに対する不安や恐怖を解消しようとする自己防衛本能によるものと考えられています。「目に見えない」ウイルスを、ウイルスに関わりのある特定の人や地域、職業などの「目に見える」ものにすり替えることで、それを敬遠・排除したいと思う気持ちが生まれます。

 こうした気持ちは誰もが潜在的にもっているものです。しかし、その気持ちをいじめや差別などの言動として「出す」か「出さないか」は、一人ひとりの問題です。

 自分自身の言動が、いじめや差別になっていないか振り返ってみましょう。もしも自分が感染元やその関係者になったら…と考え、「自分がされたくないことは人にしない」を当たり前の認識としましょう。

 一人ひとりが正確な情報に基づき、冷静な行動をしていただきますようお願いします。

 

新型コロナウイルス感染症に関する啓発教材を作成しました

 町では、新型コロナウイルス感染症に関する偏見・差別の解消のため、啓発教材を作成しました。動画は以下から視聴できます。

※動画の再生に時間がかかる場合があります。

※動画の一切の無断転載・複製を禁止します。

ウイルスのように広がる「いじめ」や「差別」(34分57秒)

 

また、この動画を3分割したショートバージョンを作成しました。

仕事や勉強の休憩時間、移動時間、待ち合わせの待ち時間などのスキマ時間にぜひご覧ください。

第1部 3つの顔(17分13秒)

第2部 なぜ嫌悪・偏見・差別が生まれるの?(15分27秒)

第3部 未来にいじめ・差別をつなげないために(3分43秒)

 

 町ではこの他にも、 パソコンやスマートフォンから学ぶことのできる人権啓発教材をホームページ内「やまのうち人権啓発ライブラリー」に掲載しております。ぜひご覧ください。

 

みんなで広げよう!シトラスリボンプロジェクト

 「シトラスリボンプロジェクト」とは、誰もが新型コロナウイルス感染症に感染するリスクがあるなか、たとえ感染しても地域のなかで笑顔の暮らしを取り戻せることの大切さを伝え、感染された方や医療従事者が、それぞれの暮らしの場所で「ただいま」「おかえり」と受け入れられる雰囲気をつくり思いやりがあり暮らしやすい社会を目指すプロジェクトです。このプロジェクトは、愛媛県の有志グループによって立ち上げられました。特産品の柑橘をイメージしたシトラスカラーのリボンや紐を用いてつくった「3つの輪」は、「地域」「家庭」「職場や学校」を表しています。

 山ノ内町は、本プロジェクトに賛同し、一人ひとりが心身ともに安心した暮らしを続けることのできるまちを目指しています。シトラスリボンおよびポスターは、役場や地域福祉センター、公民館などに設置しています。

  

下記啓発ページもご覧ください。

●長野県新型コロナウイルス感染症対策YouTubeチャンネル

 

●新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!(長野県&日本赤十字社長野県支部コラボ動画)

 

●日本赤十字社「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」

http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/pdf/211841aef10ec4c3614a0f659d2f1e2037c5268c.pdf

コロナ感染症に関連する誹謗中傷、差別などの電話相談窓口

長野県では、新型コロナウイルス感染症に関連し、誹謗中傷や差別的な扱いを受けた被害者支援のための電話相談窓口を設置しています。不当な差別やいじめを受けたら、一人で悩まずにご相談ください。

  • 電話番号 026-235-7100
  • 受付時間 平日 午前8時30分~午後5時15分

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 人権政策係
〒381-0498 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3352-1
電話番号:0269-38-0373