熱中症にご注意ください
熱中症とは
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
急に気温が高くなった日、久しぶりの暑い環境での活動や急に蒸し暑くなる梅雨明けの時期に多く発生し、体調や体が高温に慣れていないことも影響します。屋外だけでなく、室内や夜間も発症しています。
熱中症患者の約半数は高齢者です。高齢の方は、暑さやのどの渇きを感じにくく、体温調節機能が低下してくるために、気づかないうちに脱水症状に陥る場合があります。心臓疾患、糖尿病、高血圧などの持病のある方も注意が必要です。
また、お子さんは、体温調節機能が十分に発達していないために、気温の影響を受けやすく、暑さによる体調不良をうまく伝えることができません。服装や水分補給のタイミングなど大人が注意して見守るようにしましょう。
今夏は、新型コロナウイルスによる感染症予防を行いながらでの熱中症予防が必要です。
環境省・気象庁では、暑さへの気づきを呼びかけ予防行動をとっていただくための情報として、熱中症警戒アラートの運用を開始しました。『「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント(こちら)』・『熱中症警戒アラート発表時の予防行動(こちら)』を参考にしていただき、適切な予防法を知り、体調管理に十分注意し、発症予防に心がけましょう。
熱中症警戒アラート
○熱中症警戒アラートは、気温、湿度、輻射熱を取り入れて算出した「暑さ指数(WBGT)」をもとに、
長野県内29観測地点で1カ所でも予測値が33℃以上になった場合に発表されます。発表は、アラート
対象日の前日午後5時頃と当日の朝5時頃で、気象庁ウェブサイトおよび環境省熱中症予防情報サイト
にも掲載されます。
○町民の皆様には防災行政無線、個別受診機、SUGUメール等を通じてお知らせします。
外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして、普段以上に熱中症予防に心がけましょう。
【環境省】
サイト内には、熱中症警戒アラートメール配信サービス(無料)や
熱中症警戒アラートのお知らせが配信されるLINE公式アカウントなどの紹介が掲載されています。
熱中症の症状
◎軽症:めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、手足のしびれ、気分が悪い
◎中等症:頭痛、吐き気、嘔吐、だるさ(倦怠感)、虚脱感、いつもと様子が違う
◎重症:意識がない、けいれん、からだが熱い、返事がおかしい
熱中症予防のために
1)こまめに水分補給をしましょう
・のどの渇きを感じなくてもこまめに水分を補給しましょう
・大量の汗をかいた時には塩分、経口補水液*などを補給しましょう
*経口補水液:水に食塩と糖分を溶かしたもの
2)暑さを避けましょう
○室内では…
・扇風機やエアコンで温度を調節しましょう
・遮光カーテン、ブラインド、すだれ、打ち水などを利用しましょう
・WBGT値*も参考にしましょう
*WBGT値:気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数
環境省ホームページ(熱中症予防情報サイト)に観測値と予想値が掲載されています
○外出時には…
・日傘や帽子を使用しましょう
・日陰の利用、こまめな休息をとりましょう
・高温注意報が出ている日は外出を控えましょう
○からだの蓄熱を避けるために
・ゆったりした服装で、通気をよくしましょう
・吸汗・速乾素材のある衣類を活用しましょう
・保冷剤・氷・冷たいタオルなどで体を冷やしましょう
熱中症を疑ったら
1)涼しい場所へ移動
・風通しのよい日陰や涼しい室内へ移動させます
2) 衣類をゆるめ体を冷やす
・衣類をゆるめ、うちわや扇風機などで風を送り体を冷やします
・首、脇の下、足の付け根に氷嚢やアイスパックなどをあてることも有効です
3)水分・塩分の補給
・意識がはっきりしている場合には、冷たい水を補給します
・大量の汗をかいている場合には、スポーツ飲料、経口補水液、
食塩水(水1ℓに1~2gの食塩)なども有効です
4)救急車を呼ぶ・医療機関へ運ぶ
・自力で水分が摂れない場合は、緊急で医療機関に搬送します
【関連リンク】
▷ 厚生労働省
リーフレット 熱中症予防のために
▷ 気象庁
▷ 総務省消防庁
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