新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する山ノ内町の対応について
~「新しい生活様式」の定着と経済活動の両立について~
令和2年7月20日
新型コロナウイルス感染症山ノ内町対策本部
新型コロナウイルス感染症について、緊急事態宣言の全面的な解除から、1か月以上が経過しました。特定警戒都道府県とされていた地域においても、県をまたいだ人の移動や施設の使用制限の要請などが解除され、全国的に社会経済活動が再開される局面にあります。
しかし、この間、新規感染者は全国的には一旦落ち着いたものの、首都圏をはじめ一部の地域において再び増加する傾向が見られるようになっており、状況を注視していく必要があります。
長野県においては、6月18日に1名の陽性が確認した後、7月11日以降17日まで7名の新たな感染者が確認されています。
現時点においても、新型コロナウイルス感染症のリスクは身近に存在しており、ウイルスとの共存を図るためには、「新しい生活様式」の定着に向けた取組を引き続き推進する必要があります。
長野県では、7月10日から7月31日までの対応について、引き続き以下の3点を重点として進めることとしています。
- 「新しい生活様式」の定着を推進すること
- 医療・検査体制の整備など第2波への備えを進めること
- 県民の皆様の生活を支え、経済の再生を図ること
山ノ内町では、長野県の対応に沿って、以下の取組を進めておりますのでご理解とご協力をお願いします。
1 「新しい生活様式」の定着を推進するための取組
(1)「新しい生活様式」の定着推進
新型コロナウイルス感染症が、飛沫や接触によりウイルスが目・鼻・口から入って感染することを踏まえ、町民の皆様が感染を防止するための行動を自ら考え、実践できるよう、「信州版『新たな日常のすゝめ』」について周知を図り、「新しい生活様式」に沿った行動の定着を推進します。
これらの感染を防止するための行動については、感染拡大が懸念されている地域を含め、他県から当県へ来訪した方に対しても周知を図り、実施を呼びかけていきます。
(2)県外との往来について
県では、他都道府県の感染状況を常にモニタリングし、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が1.0人を上回っている都道府県への往来に当たっては、次のとおり慎重な行動をとることを呼びかけています。
①人ごみを避ける。
②接客を伴う飲食店などクラスターの発生する可能性のある場所への訪問を控える。
③感染防止の3つの基本(身体的距離の確保、人混みの中でのマスク着用、手洗い、手指の消毒)など、基本的な感染防止策を徹底。
④当該地域から戻った後も自らの健康観察を行う。
現在、長野県では県民の皆様に対し、県境をまたいでの往来について次のとおり注意喚起を行っています。対象地域との往来については、必要性をあらためて検討いただき、慎重に判断するとともに、高齢者等の重症化リスクが高い方はできるだけ往来を控えることを検討してください。
【往来そのものを慎重に検討する地域】7月17日現在
●千葉県 ●埼玉県 ●東京都 ●京都府 ●大阪府 ●奈良県
【往来する場合に慎重な行動を行う地域】7月17日現在
●宮城県 ●栃木県 ●神奈川県 ●和歌山県 ●香川県 ●鹿児島県
なお、当該地域に居住する方々や当該地域と行き来されている方々に対して、不当な差別的取り扱い等を行わないようお願いします。互いを尊重して支え合い、皆が一丸となってコロナ禍を乗り越えていきましょう。
2 イベント等の開催について
地域における各種行事・イベント等の開催について、「3つの密」(密閉・密集・密接)を避けられない場合など、感染拡大につながるおそれがある催物は、中止又は延期をご検討ください。
開催にあたっては、その規模に関わらず、
①「3つの密」が発生しない席配置や「人と人との距離の確保」
②「手指の消毒やマスクの着用」
③参加者名簿を作成して連絡先等を把握しておくことなど
基本的な感染防止策をお願いします。
【各種行事の実施に伴う注意事項】
(1)必要最小限の時間や最小限の参加者にとどめる。
(2)不特定多数の参加者が見込まれるイベントや、多数の参加者が見込まれる大規模イベントは開催しない。
(3)屋外開催の検討や会場の換気、人の密集を避け、マスク着用、アルコール消毒や手洗いの徹底など、各自でできる範囲での対策を講じる。
(4)密閉された空間で換気が悪い、近距離での会話や接触がある、手の届く距離に多くの人がいるような場所では開催しない。
(5)不特定多数の参加者が参加する飲食を伴うイベントは控える。
(6)マスク着用や手洗い、うがいなど、個人レベルの衛生対策を徹底する。
(7)検温を行い、熱や咳などの症状があるなど、体調不良の方の参加は断る。
(8)高齢者や妊産婦、基礎疾患のある方、高齢者施設や医療施設、障がい者施設へ出入りのある方の活動については、参加の必要性について十分注意する。
(9)高齢者施設や障がい者施設に関連する(訪問など)イベントは開催しない。
(10)長野県で県境をまたいでの往来についての必要性の検討及び、慎重な行動を求められている地域との移動は自粛する。
なお、民間主催のイベント等については、以下の基準を遵守いただくよう、法律に基づき要請されています。
■イベント開催の目安
【7月10 日〜7月31 日】
・屋内・屋外ともに5,000 人以下
・上記人数要件に加え、屋内にあっては収容定員の半分程度以内の参加人数にすること。屋外にあっては人と人との距離を十分に確保できること。(できるだけ2m)
・全国的又は広域的な人の移動を伴うものは、中止を含めて、慎重な対応を求める。
なお、全国的な人の移動を伴うイベント又は大規模なイベントの開催を予定する場合には、施設管理者又はイベント主催者は、県に事前相談をお願いします。
3 地元飲食店の積極的な利用について
新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、多くの飲食店は、長い間、営業時間の短縮や自主的な休業等を余儀なくされ、宣言解除後もこれまでの自粛の風潮が変わらないことで、お客様の利用が十分に戻らず、大変困難な経営状況が続いていることは、県内共通の課題です。
長野県市長会、長野県町村会では、市町村長をはじめ、市町村職員が率先して地元の飲食店を積極的に利用することについて提案されました。
各地域におかれましては、上記の趣旨についてご理解いただき、飲食を伴う会合等を開催される場合には、いわゆる3密(密閉、密集、密接)を避けていただき、感染が広がることがないよう配慮をお願いします。
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